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採卵時に診断された空胞。それは○○が原因!

 

卵子は、卵胞でしっかりと守られ育ちます。
しかし時には、卵胞の中に卵子が存在しないことがあります。
これを空胞といいます。

採卵時には、複数の卵子が採卵できるものの、調べてみたら卵(卵子)がない!なんてことが増えているのです。

なぜ卵胞でしっかりと守れているはずの卵子が存在しないのか…?

それには4つの原因が考えられます。

 

原因1:良質な卵子の排卵をじゃまする「遺残卵胞」

自然周期では、月経開始から複数の卵胞が大きくなり、その中の一つ「主席卵子」が成長すると他の卵胞は成長を止めます。
この主席卵胞だけが排卵すると、残った卵胞は黄体となって消滅します。

一方、排卵誘発剤を使用した場合、複数の卵胞が中途半端なサイズに成長し、このまま排卵されます。
残った卵胞は、黄体化するものと、されないものとに分かれます。
この残った卵胞を「遺残卵胞」と呼びます。

古い卵胞ほどよく早く育つ為、遺残る卵胞は次の周期にむけて新しい卵胞よりも先に成長しようとしますが、もともと排卵誘発剤で容易に刺激され熟過程にある小さな卵胞は排卵できずにそのまま残ることがあります。
このような卵胞は通常勢いを失いそのまま小さくなって消失し、空胞に繋がるのです。

 

原因2:LH(黄体形成ホルモン)上昇のタイミングが不良

女性ホルモンの1つに、脳下垂体から分泌されるホルモンがありこれをLH(黄体形成ホルモン)といいます。
成熟した卵胞に対して排卵を促す作用と排卵後の卵胞に対して黄体化を促す作用を持っています。
黄体化が起こる事によって、黄体ホルモンに加えて、妊娠維持に必要なホルモンである黄体ホルモンが分泌されるようになります。

このホルモンの代用に用いられているのが、HCG注射や点鼻薬ですが、使用する際にタイミングが合わずに、卵子を包んでいる顆粒膜が剥がれなかったことにより結果、空胞に繋がるのです。

 

原因3:誘発不足が良質な卵子の発育のじゃまをする

卵巣に存在する卵胞を刺激して発育を促す働きを持つホルモンをFSHといいます。
卵胞が発育することによって卵が成熟し、同時に卵胞ホルモンも増量していきます。
この卵胞ホルモンが低下していると、誘発不足につながり結果卵胞の発育が不良となります。
発育が不良が原因となり、結果、空胞に繋がります。

 

原因4:加齢=卵子が育ちづらい

加齢などが原因で卵胞の発育は認められるが卵子が発育しない、あるいは未成熟な場合、卵子が自然に消滅し結果空胞に繋がります。 

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このように、どの原因も共通点は、「卵子の育つ環境がない」ことが、空胞の原因となってることがわかります。
せっかく卵胞が育っていても、卵がなければ元も子もありません。

そこで、まずは未熟な卵子を“質の良い卵子”を育てることが大切です。
卵子には、ミトコンドリアというエネルギーの源が備わっておりこのミトコンドリアを元気に活動させることで、質の良い卵子が育ちます。

生殖細胞には必ずミトコンドリアは備わっている為、このミトコンドリアの活動力で、まずは無駄な卵子の成長を防ぎます。

良質な卵子を育てあげる環境を作ることが、妊娠の近道になるのです。

 


不妊治療を乗り越えてついに妊娠/出産したわたしの体験談